「人生という劇場のために毎日着飾るのよ」
映画『アドバンストスタイル』の中の、お洒落なNYマダムの言葉。
日本で高齢の方に、ちょっと明るめのお洋服を提案した時の反応の多くは、こういった言葉で返ってきます。
「もう歳だから」
「おばあちゃん(おじいちゃん)だから地味にしてた方がいいのよ」
「今さら恥ずかしい」
日本の高齢者の方々の服装に関する言葉は、和を尊重する国民性か、ファッションは自分の為でなく、
他人様からどう見られるか 世間から浮かないか などの外から見られる事に重きを置いている事がわかります。
『アドバンストスタイル』は、60歳以上の自由でお洒落なマダムの写真が評判になり、ブログ→写真集→映画 と展開。メディアにも取り上げられ今や社会現象です。(椿図書にもございますので是非)
右がアドバンストスタイル。(左は同じテーマで日本で撮られた写真集。)
南国の鳥のような派手な色使い へんてこりんな帽子 大振りすぎるアクセサリーをジャラジャーラと重ねた
かなーりハイセンスな方々ばかりが登場します。
これらを真似るということでは決してなく。
もともとパワフルな方々なのでしょうが、ファッションから得ている更なるパワーといいましょうか。
ちなみに右上の鳥のような方、94歳。
皆さんの表情、ものすごく前向きで素敵。
人目なんて気にせず自由に個性を表現する 着たいものを着る お洒落を楽しむあくまでポジティブなエネルギー。
全員色を着ましょう! 派手にしましょう! という事ではないです。
黒やグレーがお好きな方もいらっしゃる。
ただ、色には確実に人を元気にする力があります。
普段化粧をしない方が、口紅一本で心が前向きに元気になります。
短く切った爪にネイルをしてさしあげると、嬉しそうな表情で何度も手先を見られます。
ボサボサの髪で日常過ごしている方に、ブローで整えたりコテで巻いたりして差し上げると、鏡を覗き込むお顔が格段に明るくなります。
「ちょっと町に出掛けなあかん」と嬉しそうにおっしゃいます。
心がくっと上向きになる瞬間。
NYマダムは『着飾る』と言っていますが、派手にゴテゴテと という事ではなく、
身だしなみに心を配ることは、毎日を元気に過ごすための一つの手段。
体温を一度上げると免疫力が30%上がる というのと似た作用が起こる。
寝巻きのまま過ごすのでなく
起きたら顔を洗う
髪を整える
着替える
身なりが整うと、ちょっと外に出ようかという気になる。
気分を上げる。
活動的になる。
自分で自分の機嫌をとる。
むー
本当に、人生どう楽しむかは、自分にかかってますね。
自分で出来ない という方には、椿ビューティー倶楽部が喜んでお手伝いさせて頂きます。
人生のスパイスに椿ビューティー倶楽部。
今月はお待ちかね、資生堂さんによる『いきいき美容教室』がございますが、
ファッションにも目を向けた企画がございますんですよ。
楽しみ!
また改めてお知らせしますね。
チャーミング!